メカニズム分析で行う
一網打尽の問題解決力
なぜ、その問題が解決できないのか?本当の原因は意外な所にあった!
ビジネスでは、日々様々な問題が発生していますが、一向に解決しない問題もあります。
例えば・・・「部下のA君。さほど仕事量は多くないのに、いつも忙しそうで残業が多い。指導をしたり、仕事を減らしても一向に状況が改善しない」なぜこの問題は解決しないのでしょうか?
- 何が忙しいのかが見えていない ⇒ 問題箇所の把握が不十分・・・・
- なぜ忙しいのかを把握出来ていない ⇒ 問題の原因分析が不十分・・・
- どのように解決するのが良いかが分からない⇒ 解決策の検討が不十分・・・・
- 解決策が実行されない ⇒ 解決策が現実的でない・・・・・・等々。
一般的な問題解決の研修は、こういった問題をMECE・ロジックツリーといった論理思考ツールで分解して特定し、解決策を見出す、という、問題解決の基本的なプロセスを学ぶスタイルが主流です。
ですが、本当にそれだけで、実際のビジネスでは問題解決はできるのでしょうか?
答えはNOです。
なぜなら、MECEやロジックツリーといったツールは、問題を細かく分解して分析することはできても、一つ一つの問題要素の因果関係までは見えず、結果として、問題の根本となる原因を特定できない可能性があるからです。
シンスターは、問題解決における最も重要なポイントは、以下の3つだと考えています。
- 問題の本質的なメカニズム(問題を生み出す悪循環)を浮き彫りにする
- 問題の悪循環を断ち切るトリガーを特定する
- 実現可能な解決策を論理的にひねり出し、正しく評価する
シンスターの「一網打尽の問題解決」では、上記3つの力を身に付け、問題を細分化して分析するにとどまらず、問題発生のメカニズム(問題要素間の因果関係)を捉えた上で、根本の原因を特定し、解決する力を高めます。
複数のツールを使ったメカニズム分析の手法を徹底的に学び、確実に実務で活用できるレベルになるまで、繰り返し演習を行うことで、もう一歩踏み込んだ、より高度な問題解決スキルを身に付けることが可能です。
『一網打尽の問題解決力』プログラムのポイント
問題の本質やメカニズムを分析する力、解決策を洗い出し評価する力を身に付け、一網打尽の問題解決プロセスを自ら実践できるようになる。
- 問題をループで描く
ロジックツリー、MECEだけに留まらず、ループ(要素間の循環を表す図)を使ったメカニズム分析を行うスキルを身に付けます。現状の悪循環を描く手法を学び、そこから問題要素間のメカニズム(因果関係)を整理、分析する方法を理解する事で、解決すべき問題の本質を見抜くスキル、今まで見落としていた問題を発見するスキルを身に付けます。
- 問題を一掃するトリガーを見抜く
問題解決のトリガー(問題発生の引き金となっている箇所‐ 根本原因)を見極める力を養います。トリガーの候補を正しく評価し、手を打つべきトリガーを絞り込む方法を学ぶ事で、解決策を考える一番の近道を見つけるスキルを身に付けます。
- さらなるグッドサイクルを生み出す
描いたループとトリガーを繰り返し検証して、理論的に解決策を導き出す手法を身に付け、マイナスを断ち切る一網打尽の解決策を生み出す力を養います。それと同時に、解決策の実行後、ビジネスにおいて、どのような好循環、副次的効果が生み出されるかまでの検証を行い、解決策の精度を高める訓練をします。
プログラム例
対象 |
管理職・リーダー層 |
日程 |
1~2日 |
実施概要 (例:1日版) |
1.問題解決とは何か? ・問題とは、問題解決とは? ・問題解決の基本プロセスと思考ツールの使い分け
2.問題を構造化するスキルを理解する ・MECE・ロジックツリーによる問題の分解 ・分解のポイントの理解 (ロジックツリーの陥りがちな罠、感度のよい分析のポイント)
3.解決策を論理的に洗い出す ・解決策を洗い出す際のポイント ・選択肢を評価する際のポイント
4.メカニズム分析で問題の本質を特定する ・メカニズムの分析とは? ・ロジックツリーとメカニズムのメリットデメリット、使い分け ・問題の因果関係の把握(ループ(循環)を描く) ・悪循環を好循環に変えるためのトリガーを見極めるポイント
5.総合演習
※2日版では、2日目に自社の課題を使った論理思考演習を行います。
※上記はあくまで一例です。具体的内容についてはお問合せ下さい。
|
導入企業・受講者からの声
【研修担当者の声】
- リーダー層へよりレベルの高い問題解決のスキルをつけたいと思い導入。問題解決の手法は理解していても、実際に仕事で活用するイメージがなかったようだが、それぞれの手法の効果的な使い方に加え、ループを使ったワンランク上の解決手法を学んだことで、手ごたえがあったように思える。
- 日常業務において、解決策を論理的に考える前にまずソリューションありきになりがちだったが、今回の研修を通じて、表面的な課題認識のみで提案につなげるのではなく、顧客の課題をヒアリングし、そこから論理的に分析、何が問題かをしっかりと見い出していけばここまでできる、という自信を得たように感じる。
【受講者の声】
- ロジックツリーの活用や課題を整理することには慣れていたが、ループを描いて因果関係を整理したのは初めてだった。課題を構造化し、ループを解きほぐすアプローチは興味深かった。主にする「軸」「トリガー」は複数あり、それらの捉え方によって解決策/方向が大きく変わることは理解でき、とても参考になった。
- 課題の整理・洗い出しにおけるロジックツリーの活用では、軸を変えるだけで様々なアイデアが生まれてくることが分かり、面白い発見だった。ループも初めて使ったが、ビジネスの循環が視覚化できて非常に有用。現場で活用していきたい。
- 内容は難しく、演習もレベルが高かったが、各ステップ毎に学んだことを演習で自分の頭と手を使ってじっくり取り組み、十分なフィードバックを講師からもらえたことで、研修内容がとても身についたと実感している。メカニズム分析では、問題の解決だけに留まらず、解決後の副次的効果も期待できることに驚いた。
研修プログラム詳細資料
「一網打尽の問題解決力」プログラムの詳細は、こちらよりダウンロードいただけます。
プログラムは一例ですので、詳しくはお問合せください。